【ライティング】タイパとライティングの意外な関係
賛否あると思います。
「タイパ」という言葉があります。
Z世代を中心に広まっている考え方です。
使った時間に対して満足度が高いことを意味するコトバで、倍速視聴やまとめサイトなどで効率よく「情報」を入手すること指します。
カップ麺は「タイパ飯」なんて呼ばれますね。
タイパで怖いこと
それが「映画、アニメを倍速で視聴すること」
「会話がないシーンは飛ばす」
「自分が好きなキャラ以外に興味がない」
「オチさえわかればいい」
おそらくこんな理由だと思います。
ですが、ほんの一部の「ムダに長い」作品以外、
映画、アニメのシーンはすべて意味があります。
それはラストにつながる重要な風景だったり、
何気ない一言だったりします。
要は「伏線」です。
なので、飛ばさずに見れば 「正しくクライマックスを味わう」ことができます。
文章にも影響が……
ここで話をガラッと「文章」に変換します。
実はこの「タイパ信仰」が
伝わらない文章を書いてしまう 大きな原因になっていると思ってます。
伝わらない文章を書く人の特徴に
「せわしない」
「話が飛ぶ」
「書き手のペースでどんどん話が進む」……結果として
「正しく伝わらない」ということが起こります。
なぜ、こんなことが起こるのか?
さっきも書きましたが、
映画やアニメは、 説得力を持ってラストに行き着くために、
感情の「動き」や「うねり」や「変化」、
何気ない風景やセリフが配置されています。
その結果、得られるのは 「情報」ではなく「感動」だったりします。
この差が感受性に与える影響は大きくて、
文章にも出ちゃいます。
映画を飛ばし見した人の感想が
「なんとなくよかった」になるのに対して、
ちゃんと見た人の感想は
「……言葉にならないぐらい感動した
(後日noteとかに数千字の感想が書けるぐらい)」
ぐらい大きな差になります。
……そんなことを最近つらつらと考えてみました。
あなたはどう思いますか?
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