【ライティング】気の利いた文章の正体
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【気の利いた文章の正体】
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「あの人が書く文章は気が利いている」
そんな風に感じることってありますよね。
いったい何が他と違うのか?
わかりやすく再現する方法を一つお教えします。
コツはシンプルです。世界観を大事にする
例えばこんな文章です。
出演者のフルスイングな演技に圧倒されました。
物語の展開も最後までどっちに転ぶかわからず
主人公の最後の台詞は、 まさに逆転サヨナラホームラン!
演者さんたちの思いが、スタンド(客席)まで届きました。
これは、野球をテーマにした「舞台」の感想を書いたものです。
もうお気づきですよね。
文章に随所に〝野球用語〟を使っているんです。
普通は「全力」と書くところを「フルスイング」
普通は「大どんでん返し」と書くところを「逆転サヨナラホームラン」
普通は「客席」と書くところを「スタンド」
※ここまでしつこく使うと、ややくどい文章になってしまいますが、
例文ということでわかりやすくしました。ご容赦ください。
野球がテーマなので野球用語を感想に使う。
……ということです。
こういう文章ってセンスと茶目っ気がある人は サラッと書けたりします。
最近、Twitterで見かけた文章だと、
艦これ佐世保遠征の正式コラボ店になった
貝族料理のお店「曽根崎(そねざき)」さんのツイートがステキでした。
こちらです。
提督の皆様、お疲れ様でした。
今回、コラボ店舗として大変お世話になりました。
あっという間の3日間でした。
至らなかった点がありまして、ご迷惑をおかけしてしまった皆様には、
本当に申し訳ございませんでした。
皆様からの温かいお言葉で頑張った貝がありました 。
もうお分かりですよね。
最後の一文「頑張った貝がありました」
普通は「甲斐がありました」と書くところを「貝がありました」にしています。
しかも最後にフォローで「貝」の絵文字をつけている。
たったこれだけのことですが「気が利いた文章だなあ〜」と
読み手の心がほっこりするのです。
ぼくも思わず、クスッと笑ってしまいました。
気の利いた文章を書くコツは世界観を大事にしながら、
こそっと、いたずら心や茶目っ気を入れることです。
気をつければ簡単にできますので、やってみてください。
曽根崎さんのように、ダジャレにするのも一つの手です。
……それにしても、本当に美味しい貝でした。
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