ライティング

【ライティング】気の利いた文章の正体

目安時間 4分

▇ ▆ ▅ ▄ ▃ ▂ ▁

 

【気の利いた文章の正体】

 

▁ ▂ ▃ ▄ ▅ ▆ ▇

 

「あの人が書く文章は気が利いている」

 

そんな風に感じることってありますよね。

いったい何が他と違うのか?

わかりやすく再現する方法を一つお教えします。

 

コツはシンプルです。世界観を大事にする

 

例えばこんな文章です。

出演者のフルスイングな演技に圧倒されました。

物語の展開も最後までどっちに転ぶかわからず

主人公の最後の台詞は、 まさに逆転サヨナラホームラン!

演者さんたちの思いが、スタンド(客席)まで届きました。

 

これは、野球をテーマにした「舞台」の感想を書いたものです。

もうお気づきですよね。

文章に随所に〝野球用語〟を使っているんです。

 

普通は「全力」と書くところを「フルスイング」

普通は「大どんでん返し」と書くところを「逆転サヨナラホームラン」

普通は「客席」と書くところを「スタンド」

 

※ここまでしつこく使うと、ややくどい文章になってしまいますが、

例文ということでわかりやすくしました。ご容赦ください。

 

野球がテーマなので野球用語を感想に使う。

……ということです。

 

こういう文章ってセンスと茶目っ気がある人は サラッと書けたりします。

 

最近、Twitterで見かけた文章だと、

艦これ佐世保遠征の正式コラボ店になった

貝族料理のお店「曽根崎(そねざき)」さんのツイートがステキでした。

 

こちらです。

 

提督の皆様、お疲れ様でした。

今回、コラボ店舗として大変お世話になりました。

あっという間の3日間でした。

至らなかった点がありまして、ご迷惑をおかけしてしまった皆様には、

本当に申し訳ございませんでした。

皆様からの温かいお言葉で頑張った貝がありました 。

 

もうお分かりですよね。

最後の一文「頑張った貝がありました」

普通は「甲斐がありました」と書くところを「貝がありました」にしています。

 

しかも最後にフォローで「貝」の絵文字をつけている。

 

たったこれだけのことですが「気が利いた文章だなあ〜」と

読み手の心がほっこりするのです。

ぼくも思わず、クスッと笑ってしまいました。

気の利いた文章を書くコツは世界観を大事にしながら、

こそっと、いたずら心や茶目っ気を入れることです。

 

気をつければ簡単にできますので、やってみてください。

曽根崎さんのように、ダジャレにするのも一つの手です。

 

……それにしても、本当に美味しい貝でした。

人気ブログランキング
人気ブログランキング

この記事に関連する記事一覧

この記事を書いた人

ミツ

11年半『報道ステーション』を担当した元放送作家┃「書けない」を終わりにするKindle無料コンテンツ→ http://melzo.jp/mitsu01/┃映像が視える文章を伝授するメルマガは固定ポスト┃「の」と「に」を打ち間違える人┃おりたたみ自転車とアニメが好き┃大和出版から「ぼくが失敗から学んだネット副業術」出版

コメントフォーム

名前  (必須)

メールアドレス (公開されません) (必須)

URL (空白でもOKです)

コメント

トラックバックURL: 

ミツ

11年半『報道ステーション』を担当した元放送作家┃「書けない」を終わりにするKindle無料コンテンツ→ http://melzo.jp/mitsu01/┃映像が視える文章を伝授するメルマガは固定ポスト┃「の」と「に」を打ち間違える人┃おりたたみ自転車とアニメが好き┃大和出版から「ぼくが失敗から学んだネット副業術」出版